【2025年版】チェジュ航空は安全？過去の事故・評価・機材から本当に乗るべきか判断する

韓国ソウルへ安く行ける航空会社として、日本でも利用者の多い「チェジュ航空」。

しかし2024年末に発生した事故以降、SNSでも「安全面が気になる」という声が急増しました。

ただその感情だけで判断してしまうのは、もったいないかもしれません。

そこで今回は、感情だけではなく 客観的な評価と事実 をベースに整理します。

この記事では主に次のことを整理していきます。
・過去にどんな事故があったのか
・第三者機関はどう評価しているのか
・そもそもチェジュ航空を選ぶ意味はあるのか

チェジュ航空とは？

チェジュ航空（Jeju Air）は韓国最大規模のLCCで、
「韓国旅行を安く行く」という文脈で最も名前が上がる代表格の航空会社です。

チェジュ航空とは
・本拠地：韓国・チェジュ
・運用機材：ボーイング737シリーズ中心
・価格帯：LCCの中でもとにかく安い

日本路線も多く、特にソウル行きは選択肢としてよく比較されます。

チェジュ航空の就航都市
・東京/成田
・大阪/関西
・福岡
・名古屋
・札幌/千歳
・沖縄
・松山
・静岡
・大分
・広島
・鹿児島
・函館

特に、成田空港には1日6便も運航しており、LCCの中で最も便数が多いです。

過去の事故・トラブル履歴

チェジュ航空は、韓国最大規模LCCという運航規模の大きさから、
過去に複数のインシデント／トラブルを経験しています。

2015年には韓国国内線において、機内の圧力を調整する与圧システムが作動しないまま離陸し、一部の乗客が体調不良を訴えるトラブルが発生しました。

2024年末にはバンコク発務安行きの便が務安空港に着陸する際に胴体着陸となり、多くの死傷者を出しました。

現在の安全性評価

AirlineRatingsの評価

航空会社の安全性を評価する航空安全評価サイトAirlineRatings.comにおけるチェジュ航空の安全性評価を確認します。

チェジュ航空のAirlineRatingsの評価
★★★★☆☆☆（4/7）

チェジュ航空は、AirlineRatings.comで 4/7 という評価です。

これは、韓国系航空会社の中でも “やや低め” の位置付けになります。

IOSAの評価

チェジュ航空はIOSA（IATA Operational Safety Audit）認証取得航空会社です。

IOSAとは？
国際航空運送協会（IATA）が実施する国際航空安全基準のこと。
組織・安全・運航・運航管理・整備・航空保安など8分野の安全監査プログラム。

機材と整備体制

チェジュ航空は運航機材を ボーイング737シリーズで統一しています。

これはLCCとしては王道の戦略で、メリットとデメリットが非常に分かりやすい航空会社です。

メリット
・1種類の機材統一 → 整備・訓練・部品管理が効率化
・運航コストが低くなる → 価格面での競争優位につながる
・同型機を多く運用しているため、乗員経験の蓄積はしやすい

デメリット
・737は小型機なので 揺れを感じやすい
・シートピッチが狭く、快適性はブランドとしての弱点

まとめ：チェジュ航空が向いている人は？

チェジュ航空は「価格最優先」タイプの旅行者に向いています。

チェジュ航空が向いている旅行者
・とにかく航空券代を抑えたい
・手荷物も少なく、機内でほとんど寝る／手持ちのスマホで動画見るだけ
・地元の空港にチェジュ航空しか運航していない

こういった割り切り旅行とは非常に相性がいい航空会社です。

チェジュ航空ではなく、他の航空会社を選んだほうがよい旅行者
・飛行機の揺れが苦手
・初海外／久しぶりの海外で安心度を重視したい
・機内環境（足元スペースの広さや快適性）に価値を感じる

この場合は、同じ韓国路線でも、ZIPAIRやアシアナ・大韓航空のほうが満足度が高くなりやすいです。

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