【2023.4最新】三井住友トラストの株予想!今後の見通しは?IR情報・株価推移・配当を徹底分析しました!

三井住友トラストホールディングスはご存じですか?

株式投資には、株価の動向を把握することが不可欠です。

その中でも、個人投資家にとって銘柄選びの重要な指標となるのが「株価」です。

特に、シリコンバレーバンクの破綻後の金融不安が広がる中、三井住友トラスト・ホールディングスに投資する場合は、企業の業績や株価動向に注目することが必要です。

今回は、三井住友トラスト・ホールディングスの株価に関するデータやニュースをまとめました。

投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください!

目次

三井住友トラストとは?

三井住友トラストとはいったいどんな会社なのでしょうか。

一言で表すと、

「日本で最も歴史ある総合信託銀行で、個人・法人に幅広く信託業務を提供し、多様な運用ニーズに応えて資産形成から相続対策までトータルで支援する企業」

です。

そんな三井住友トラストについて3つの視点で簡単にまとめます。

三井住友トラスト・ホールディングスのグループ企業

三井住友トラストは、三井住友信託銀行をはじめとする金融、不動産、投資など多様な事業を展開する企業グループです。

グループ企業は日本を中心に展開しており、資産管理や信託銀行などの強みを持ち、長きにわたり厚い信頼を得ています。

信託業務を主力とするトラスト銀行

そもそも、信託業務とは何でしょうか。

信託業務とは?
信託業務とは、お客さま(企業・団体や個人)から預かった資産を運用・管理する業務のこと。

三井住友トラストは、信託銀行として約100年以上にわたり、主に企業や個人から委託された資産の運用や管理を行ってきた国内唯一の信託銀行グループです。

そして主要な業務は、有価証券や不動産、年金などの受託や、企業や個人の資産運用を活用した信託業務となっています。

また、昨今では人生100年時代を迎えていることを踏まえて、若い世代や高齢者をターゲットにしたサービスにも力を入れています。

このように、お客さまのニーズに合わせた信託商品の開発・提供も行っています。

資産運用・不動産関連業務を展開する総合金融グループ

三井住友トラストは、不動産関連業務や資産運用、証券などを中心に展開し、幅広く事業を展開しています。

お客さまのニーズに合わせたソリューションを提供するため、投資やコンサルティングなど、専門的な業務も行っています。

さらには法人向けや個人向けなど、様々なお客さまに向けたビジネスも展開しており、地域に根差した活動も行っています。

三井住友トラストは、銀行や株式の管理など、金融業務も手がけており、多角的な事業展開を行っています。

さらに、連携する子会社とともに、お客さまの資産運用や不動産投資など、幅広いニーズに応えるために、積極的に取り組んでいます。

現時点の株価

現時点の株価
4,543円(2023年4月7日)

2022年9月ごろから上昇を続けていましたが、シリコンバレーバンクの破綻を受けて大幅に下落し、その後は横ばいで推移しています。

企業分析

各指標について数値の確認をしていきます。

四季報スコア

四季報スコア
5段階評価中「4」

各指標についてのスコアは下記のとおりです。すべて5段階評価です。

成長性:2
収益性:5
安全性:-
規模 :
5
割安度:5
値上がり:
4
※四季報オンラインより

四季報スコアは総合評価が「4」、そのうち収益性、規模、割安度の評価が「5」となっています。

収益性が非常に高く、規模が大きく幅広い事業を展開しており、とても割安であるということで、大変魅力的な銘柄です。

一方で、直近の株価を見ると、シリコンバレーバンクの破綻を受けて大きく下落しています。

割安感はより一層増していきますが、一方で今後短期間における株価の上昇はあまり期待できそうにありません。

経常収益の推移

決算期2019.32020.32021.32022.3
経常収益1,467,9161,535,4011,380,4341,401,091
日経新聞を基に作成(単位:百万円)

2020.3まで上昇していましたが、2021.3に大きく減少しその後再び上昇しています。

経常収益上昇率
2020.3→2021.3:10.1%減
2021.3→2022.3:1.5%増

経常利益の推移

決算期2019.32020.32021.32022.3
営業利益256,411257,658183,155229,704
日経新聞を基に作成(単位:百万円)

経常利益は売上高とおおむね比例した関係となっており、2020.3まで上昇していましたが、2021.3に減少しその後再び上昇しています。

なお、2023.3における経常利益の通期予想は26,500百万円となっており、大きく上昇する見込みとなっています。

上昇率は次の通りです。

経常利益上昇率
2020.3→2021.3:28.9%減
2021.3→2022.3:25.4%増

予想PER

予想PER
8.6倍

※日経新聞より

参考までに15倍が平均とされていることから、割安と言えます。

EPS(1株あたり当期純利益)

決算期2019.32020.32021.32022.3
EPS458.91434.31379.65451.40
日経新聞をもとに作成

EPSについては、2021.3まで減少しその後増加しています。

今期も引き続き増加し増加基調をたどっていくのか、もしくは減少して減少傾向が続くのか注視する必要があります。

EPSは投資の神様ウォーレン・バフェットも重要視する指標の1つです。

彼はEPSが上昇傾向にある銘柄に投資するようです。

自己資本比率

自己資本比率
13.9%

※日経新聞より

一般的には自己資本比率は60%以上あるのが望ましいと言われています。

しかし、銀行の場合は自己資本比率がかなり低い数値となっています。

銀行の自己資本比率が低いのはなぜ?

銀行の自己資本比率が低い理由は、銀行がビジネスにおいて借入資金を大量に使用しているためです。
銀行は顧客から預金を受け取り、その預金を融資や投資に回して利益を上げます。
この際、銀行自身が保有する資金よりも、預金や借入資金を使ってビジネスを展開することが多いため、自己資本比率は低くなります。

ROE(自己資本当期純利益率)

ROE
7.63%

8.0以上は欲しいので、ROEは若干低い数値となっています。

前年は8%程度であったため、2023.3の数値が8%を上回るのかどうか見極めていく必要がありそうです。

1株当たり配当金

決算期2019.32020.32021.32022.3
1株配(円)140150150150
日経新聞を基に作成

1株当たり配当金は2020.3に150円に増配しました。

長期的に見ても増配を続けており、配当性向は40%程度となっています。

目標株価

目標株価はいろいろな機関で算出されていますのでいくつかピックアップします。

目標株価
5,300円【+16.6%】(株予報Pro)
4,659円【+2.6%】(みんかぶ)
6,300円【+38.7%】(日系大手証券)
5,600円【+23.2%】(米系大手証券)

※上昇率は4,543円基準(2023年4月7日)

目標株価はいずれの算出もプラスであり、うち半分は20%を超えています。

一方で、シリコンバレーバンクの破綻を受けて大きく下落しているため、短期的な動きを予測することは難しく、長期的な視点でとらえることが重要になります。

企業の印象

その企業の株を購入するということは、その企業を応援するということになります。

ここまでは、数値をもとに分析をしてきましたが最後は応援したい企業かどうかをHPから確認していきます。

チェックするポイントは次の点です。

企業のチェックポイント判定
HPの見やすさ
社長(代表)が顔を出しているか
決算説明会の様子
決算説明会資料の見やすさ

結果、三井住友トラストのの印象は次の通りです。

HPは企業情報やIR情報などが分かりやすく配置されており、画面遷移がスムーズで、情報が探しやすいため、目的の情報にアクセスしやすい構成になっています。

またトップページには、社長からのメッセージが掲載されており、経営陣の姿勢や方針を知ることができます。

IR説明会の動画を閲覧することができるほか、過去の決算説明会の資料も閲覧できるため、投資判断に必要な情報を確認しやすくなっています。

そして決算説明会資料は、分かりやすく情報量も豊富です。

また、グラフやチャートを多用し、視覚的に理解しやすいように工夫されており、投資判断に必要な情報を的確に把握しやすいと言えます。

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三井住友トラストへの投資判断

今回は銘柄分析として三井住友トラストを取り上げました。

三井住友トラストの株価について、市場の動きや企業の決算発表、配当利回り、予想などのデータを比較して投資に係る判断材料を示してきました。

三井住友トラストは非常に優秀な銘柄であると考えていますが、現在は下落を続けており、今後の株価の推移を見ながら投資のタイミングを見極める必要がありそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

※投資に係る最終判断はご自身でお願いいたします。

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