【2023.4最新】ホンダの今後の株価予想・買い時は?割安?IR情報・株価・配当を徹底分析してしました!

世界的メーカー「ホンダ」を知らない人は日本にはいないでしょう。

私は埼玉県出身ですが、地元にホンダの工場があったほか、友人の親がホンダで働いているという方も多く、私にとってもとても身近な企業です。

近年では、ソニーとモビリティー事業を行う新会社を立ち上げたことが話題になっていますね。

そんなホンダを投資対象として検討してみようと思います。

今回は、ホンダがどのような企業であるかを解説し、投資を検討する上でのポイントをまとめました。

同社の業績、事業内容や今後の見通しについて考察・徹底解説していきます!

目次

ホンダとは?

改めてホンダとはいったいどんな会社なのでしょうか。

一言で表すと、

「革新的な技術と優れたデザインを持ち、独自の研究開発体制により、自動車やバイク、発電機など多岐にわたる製品を世界中で展開している総合メーカー」

です。

まずはそんなホンダの特徴について3つのポイントでまとめていきます。

ホンダの歴史

ホンダは、本田宗一郎が創業した日本の自動車メーカーで、創業当初は自転車用補助エンジンの製造から取り組みました。

その後、自動車シリーズの発売を経て、世界に進出し、F1にも参戦しました。

現在は、自動車やバイクをはじめとする製品を多数販売しています。

ホンダの製品ラインナップ

ホンダは自動車メーカーとして様々なラインナップを揃えています。

コンパクトカーから高級車、ハイブリッド車や電気自動車など、多くの製品を販売しており、自分のライフスタイルや用途に合わせて、選択することができます。

また、革新的なエンジン技術を開発しており、自動車以外にも二輪車や発電機、船外機なども製造しています。

ホンダの自動車開発技術

ホンダは、自動車やバイクなどの製品開発において、トップクラスの技術を誇ります。

さまざまな課題をクリアするために、そして「意思をもって動き出そうとする世界中のすべての人を支えるパワーとなるためにイノベーションを推進しています。

例えば、高度な運転支援システムの採用や、電気自動車の開発など、革新的な技術を開発しています。

そして最近はEVの開発にも注力し、本田技術研究所を中心に研究開発を進めています。

現時点の株価

現時点の株価
3,478円(2023年4月7日時点)

昨年は年末にかけて下落していましたが、年明け以降大幅に上昇しています。

企業分析

各指標について数値の確認をしていきます。

四季報スコア

四季報スコア
5段階評価中「3」

各指標についてのスコアは下記のとおりです。すべて5段階評価です。

成長性:1
収益性:3
安全性:3
規模 :
5
割安度:5
値上がり:
3
※四季報オンラインより

四季報スコアは総合評価が「3」、そのうち「規模」や「割安度」が評価「5」となっています。

一方で、「成長性」については「1」と評価されていることは気になります。

売上高の推移

決算期2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度(予想)
売上高158,886149,310131,705145,526172,500
ホンダHPを基に作成(単位:億円)

売上高は2020年度までは減少傾向にありましたが、それを底にして増加傾向に転じています。

なお、今期については増収となる見込みです。

売上高上昇率
2019年度→2020年度:11.8%減
2020年度→2021年度:10.5 %増

営業利益の推移

決算期2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度(予想)
営業利益7,2636,3366,6028,7128,700
ホンダHPを基に作成(単位:億円)

営業利益は2019年度を底として増加傾向にあります。

しかし、今期(2022年度)は減益となる見込みです。

営業利益が減少となる理由としては次のようなことが指摘されています。(※ホンダ決算資料より)

今期減益となる理由
四輪車の生産・販売台数の減少
・中国での新型コロナウイルス感染症の影響
・半導体供給不足の影響
製造コストの上昇
・原材料価格の高騰の影響
・インフレによる物価上昇の影響

上昇率は次の通りです。

営業利益上昇率
2020.3→2021.3:4.2%増
2021.3→2022.3:31.9%増

営業利益率

営業利益率
6.0%(2021年度実績)

※日経新聞より

日本の平均的な営業利益率が5%程度なので、上回っています。

長期的な視点で見ると5%前後で推移していましたが、今期(2022年度)も5.9%と5%を上回る数値が続く見込みです。

予想PER

予想PER
7.9倍

※日経新聞より

参考までに15倍が平均と言われており、割安と判断できます。

EPS(1株あたり当期純利益)

決算期2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度(予想)
EPS345.99260.13380.75411.09427.59
日経新聞をもとに作成

EPSは2019年以降上昇傾向が続いており、今期(2022年度)も上昇が続く見込みとなっています。

なお、EPSは投資の神様ウォーレン・バフェットも重要視する指標の1つです。

彼はEPSが上昇傾向にある銘柄に投資するようです。

自己資本比率

自己資本比率
43.69%

※日経新聞より

60%以上あるのが望ましいと言われていますが、その数値を下回っています。

また長期的な視点で見ても、40%前後で推移している状況が続いています。

ホンダの自己資本比率が低い理由として考えられるのが、自社株買いです。

ホンダは必要に応じて、自社株買いを実施することを発表しており、今期においても第1四半期、第3四半期に2回行っております。

自社株買いを行うメリットは主に3つあります。

自社株買いを行うメリット
株価の上昇:自社株買いにより、自社株式の需要が高まり、株価が上昇する可能性があります。
財務面の改善:自社株買いにより、発行済み株式数が減少し、1株当たりの利益が増加することが期待されます。
株主還元の拡大:自社株買いは、株主還元策の一つとして位置付けられており、自社株式の取得後、自社株式として保有するか、自己消却するかを選択することができます。自己消却する場合、株主への還元が増加することが期待されます。

ROE(自己資本当期純利益率)

ROE
7.23%

※日経新聞より

8.0以上あるのが望ましいと言われているので、その数値を下回っています

また、長期的な視点で見ても、7%前後で推移する状況が続いています。

1株当たり配当金

決算期2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度(予想)
1株配(円)111112110120120
ホンダHPを基に作成

1株当たり配当金は2021年度に大幅に増配し120円となっています。

また、長期的に見ても、上昇傾向にあり各説明会での発言を鑑みても、株主への利益還元を重要視している様子が伝わってきます。

目標株価

目標株価はいろいろな機関で算出されていますのでいくつかピックアップします。

目標株価
3,993円【+14.8%】(株予報Pro)
3,723円【+7.0%】(みんかぶ)
3,400円【-2.2%】(米系大手証券)

※上昇率は3,478円基準(2023年4月7日時点)

目標株価はプラスのものとマイナスのものが混在しています。

直近では株価が上昇傾向ではあるものの、北米での販売比率が高いホンダを考慮すると、北米の今後の景況感の影響を大きく受けることが予想されます。

企業の印象

その企業の株を購入するということは、その企業を応援するということになります。

ここまでは、数値をもとに分析をしてきましたが最後は応援したい企業かどうかをHPから確認していきます。

チェックするポイントは次の点です。

企業のチェックポイント判定
HPの見やすさ
社長(代表)が顔を出しているか
決算説明会の様子
決算説明会資料の見やすさ

結果、ホンダの印象は次の通りです。

ホンダのHPは、シンプルで使いやすくデザインされており、決算資料などのIR資料は表に分かりやすくまとめられており、ほしい資料をすぐに見つけることができます。

さらに「株主還元」というページも作成されており、利益の還元についてや配当の考え方について記載されています。

これは、他社ではあまり見ることがない、投資家を大切にしている象徴ではないでしょうか。

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ホンダへの投資判断

今回は銘柄分析としてホンダを取り上げました。

最初にホンダの企業情報について紹介し、 次に、株価や業績に関するデータが掲載して投資に係る判断材料を示してきました。

ホンダは主力のエンジンを軸として、バイクや車の開発など幅広い事業を手掛けています。

自動車産業が100年に1度の変革期と言われている中、今後の事業に注目が集まっています。

しかし、外部環境やコスト高を受けて、今期は減収が見込まれるなど、決して容易な道ではありません。

長期的な視点で、投資タイミングを判断することが重要になりそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

※投資に係る最終判断はご自身でお願いいたします。

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