【2024.1最新】京セラの株価はなぜ上がらない?買いどき?今後の見通しは?IR情報を徹底分析しました!

京セラはご存じですか。

京セラは経営の神様と呼ばれる稲盛和夫氏が創業した会社です。

2024年に入り日本株がバブル後の高値を更新していく中、これまで横ばいで推移していた京セラの株価もようやく動き始めました!

今回は京セラについて取り上げ、今後の見通しについて考察・徹底解説していきます!

目次

京セラとは?

京セラとはいったいどんな会社なのでしょうか。

一言で表すと、

「セラミック製品の先駆的メーカーとして世界的に知られ常に技術革新を重視し、高品質な製品を提供することで産業や社会に貢献している企業」

です。

そんな京セラについて簡単にまとめます。

京セラの歴史と創業から現在までの事業内容

京セラはセラミック部品メーカーとして、創業以来一貫して技術追求に徹し、世界の産業界に製品・技術の発展に貢献してきました。

現在は、通信機器や半導体製造装置など多岐にわたる事業を展開し、社員数10万人以上を抱える日本を代表する大手メーカーとして、社会への貢献を追求しています。

京セラの技術による製品ラインナップ

京セラは、セラミックス技術に基づく幅広い製品ラインナップを持つ企業です。

半導体や電子部品、車載用モジュールなど、さまざまな分野で採用されており、特性に応じた材料や設計を行い、必要な対応を実現しています。

また、ファインセラミックス分野でも市場を展開しており、世界中で高い評価を受けています。

京セラの2022年度売上高と今後のビジネス展望

京セラは事業の向上に向けて技術の投資や製品開発を積極的に行い、売上高の増加を目指しています。

特に、需要が高まっている製品に対応するため、海外展開を推進し、業界における地位を強化しています。

さらに、環境貢献や社会への貢献を目標とし、持続可能な成長を目指しています。

現時点の株価

現時点の株価
2,217円(2024年1月19日)

2023年の前半は上昇傾向でしたが、6月以降は下落傾向に転じました。

11月に大きく上昇して以降は横ばいで推移していましたが、2024年年明けに再び大きく上昇しています。

企業分析

各指標について数値の確認をしていきます。

四季報スコア

四季報スコア
5段階評価中「4」

各指標についてのスコアは下記のとおりです。すべて5段階評価です。

成長性:4
収益性:4
安全性:4
規模 :
5
割安度:3
値上がり:
4
※四季報オンラインより

四季報スコアは総合評価が「4」、そのうち規模が「5」と高評価です。

京セラはセラミック事業を中心に幅広い事業を展開していることが反映されていることが考えられます。

幅広い事業に展開していることは、社会的インパクトのある出来事の際に大きな効果を発揮します。

例えば、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックの際に、多くの企業が赤字に転落しましたが、京セラは創業以来黒字経営を維持し続けています。

これはまさに京セラの特徴でもある幅広い事業が功を奏したと言っても過言ではないでしょう。

さらに、値上がりの評価は前回確認時の評価の「3」から「4」に上がっており、値上がり期待が高まっていることが分かります。

売上高の推移

決算期FY20FY21FY22FY23
売上収益15,99115,26918,38920,253
京セラHPを基に作成(単位:億円)

2020年のコロナウイルスの影響を受けて、FY21に若干の減少となっていますが、その後は上昇しています。

今期についても前期を上回る売上高が予想されています。

売上高上昇率
FY21→FY22:20.4%増
FY22→FY23:10.1%増

営業利益の推移

決算期FY20FY21FY22FY23
営業利益1,0027061,4891,285
京セラHPを基に作成(単位:億円)

営業利益も売上高と同様に、コロナウイルスが蔓延していたFY21で減少しましたが、翌年には大きく改善しました。

一方で、FY23においては減少しました。

需要の先食いが起こったのではないかと推測していますが、今後の営業利益の推移にも注視していく必要がありそうです。

上昇率は次の通りです。

営業利益上昇率
FY21→FY22:110%増
FY20→FY21:13.7%減

営業利益上昇率はFY21からFY22にかけて2倍以上の伸びとなっています。

このことからも、FY23の減益実績はFY22の反動とみて問題ないでしょう。

営業利益率

営業利益率
6.3%(FY23実績)

※京セラHPより

日本の平均的な営業利益率が5%程度なので、その数値を上回っています

予想PER

予想PER
25.3倍

※日経新聞より

参考までに15倍が平均と言われています。

EPS(1株あたり当期純利益)

決算期FY20FY21FY22FY23
EPS297.36248.91411.15356.6
日経新聞をもとに作成

EPSはFY20からFY21にかけて減少しましたが、その後大きく上昇しました。

EPSは投資の神様、ウォーレン・バフェットも重要視する指標の1つのようです。

一方で、FY22からFY23にかけては減少に転じています。

自己資本比率

自己資本比率
73.86%

※日経新聞より

60%以上あるのが望ましいと言われているので、こちらは問題さそうです。

ROE(自己資本当期純利益率)

ROE
4.34%

8.0以上は欲しいので、ROEは低い数値となっています。

2030年までにROEを10%に上昇させることが京セラの決算資料には記載されており、今後ROEの数値がどのように推移していくのか、注視していく必要があります。

1株当たり配当金

決算期FY20FY21FY22FY23
1株配(円)160140180200
日経新聞を基に作成

1株当たり配当金は売上高や営業利益と比例し、FY21で減少し、FY22で上昇しています。

長期的な視点で見ても、1株当たり配当金の金額は上昇傾向にあり、現在は配当性向50%程度で推移しています。

目標株価

目標株価はいろいろな機関で算出されていますのでいくつかピックアップします。

目標株価
2,130円【-3.9%】(株予報Pro)
2,045円【-7.8%】(みんかぶ)
2,600円【17.2%】(米系大手証券)

※上昇率の基準は2,217円(2024年1月19日)

目標株価はプラスとマイナスどちらも算出されています。

短期的には1月上旬に急激に上昇した調整が入ることも考えられますが、長いスパンで考えると買うタイミングの1つかもしれません。

企業の印象

その企業の株を購入するということは、その企業を応援するということになります。

ここまでは、数値をもとに分析をしてきましたが最後は応援したい企業かどうかをHPから確認していきます。

チェックするポイントは次の点です。

企業のチェックポイント判定
HPの見やすさ
社長(代表)が顔を出しているか
決算説明会の様子
決算説明会資料の見やすさ

結果、京セラのの印象は次の通りです。

トップページには、IR情報や企業情報、製品情報、CSR活動などの情報がわかりやすく配置されており、各種情報にアクセスするためのメニューも分かりやすく表示されています。

決算情報や株価情報も掲載されており、投資家向け情報を提供していることが分かります。

また、トップページに社長のメッセージが掲載されているほか、役員一覧や経歴情報も掲載されており、会社の経営陣についての情報が充実しています。

過去のIR説明会の様子は、ライブ配信や録画配信も実施されており、多くの投資家がアクセスできるよう配慮されています。

資料は見やすく、分かりやすくまとめられているため、情報収集に役立ちます。

おすすめの投資情報サイト

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利益を出すことができないのは、正しい情報を得ることができていないからかもしれません。

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京セラへの投資判断

今回は銘柄分析として京セラを取り上げました。

まずは京セラの企業情報について紹介し、 次に、株価や業績に関するデータが掲載して投資に係る判断材料を示してきました。

京セラは非常に優秀な銘柄であると考えていますが、今後の株価の推移を見ながら投資のタイミングを見極める必要がありそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

※投資に係る最終判断はご自身でお願いいたします。

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