【2024.2最新】パナソニックの株価はなぜ安い?どこまで下がる?売り時は?IR情報から今後について徹底分析してしました!

パナソニックが提供する製品やサービスに1日に一度も触れずに生活している方はいないのではないでしょうか。

それだけパナソニックは日本を代表する企業の1つです。

そんなパナソニックは投資対象候補となるのでしょうか。

株式投資の際には、株価や出来高、ニュースや業績など、多様な指標を用いて銘柄を判断することが求められます。

そこで今回はパナソニックを取り上げ、同社の業績、事業内容や今後の見通しについて考察・徹底解説していきます!

目次

パナソニックとは?

改めてパナソニックとはいったいどんな会社なのでしょうか。

一言で表すと、

「世界中の人々の暮らしを豊かにする製品やサービスを提供するグローバル企業」

です。

創業100年以上の歴史と技術力を活かし、省エネや再生可能エネルギー、ヘルスケアなどの分野で革新的な製品を展開しています。

また、社会貢献活動やSDGsへの取り組みも積極的に行っています。

まずはそんなパナソニックについて簡単にまとめます。

パナソニックのブランド力と企業戦略

パナソニックは、創業者の志である「社会に貢献すること」をモットーに、製品やサービスの提供だけでなく、社会問題の解決にも取り組んでいます。

また、環境への配慮も怠らず、社会的責任を果たすことを最重要課題としています。

こうした価値観が、パナソニックのブランド力を高め、注目されています。

社会のニーズを調査し、それに合わせた製品やサービスを開発し発信することで、社会課題の実現に取り組んでいます。

さらに、経営の効率化やグループ会社の再編なども行い、事業の集中化を進めています。

パナソニックの取り組みは、日本だけでなく世界的にも注目を集めています。

特に、環境問題に関しては、創業者の精神を受け継ぎ、先進的な技術を駆使して解決に取り組んでおり、これらの取り組みも、パナソニックのブランド力を高めることにつながっています。

パナソニックの事業分野

パナソニックは、家電、システム、デバイス、住宅など多岐にわたる事業領域で展開しています。

これらの事業領域は、グループ会社であるパナソニック株式会社を中心に展開されています。

家電事業では、テレビやエアコン、洗濯機など、くらし向けの製品を製造・販売しています。

また、システム事業では、建物設備や電気・情報通信システムなどを開発・提供しています。

デバイス事業では、電池や半導体デバイス、電子部品などを製造しています。

住宅事業では、住宅設備や住宅設計、リフォームなどにも力を入れています。

パナソニックは、技術開発にも力を入れており、電気技術や制御技術、通信技術などを駆使して、事業分野の向上に取り組んでいます。

また、社会的責任も果たすことを重視し、製品やサービスの提供だけでなく、地域や環境に配慮した取り組みも行っています。

パナソニックの本社であるパナソニックホールディングスは、事業会社の統括を行い、グループ全体の経営戦略を立案しています。

パナソニックは、幅広い事業分野で多様な製品やサービスを提供することで、世界中で高い評価を得ています。

パナソニックが注力する分野と今後の開発方針

パナソニックは、グローバルな事業展開に取り組みながら、環境や社会課題に貢献するビジネスを推進しています。

注力する分野は、ソリューションやシステム、そして今後は技術の創り出しや強化が中心となります。

体制を整備し、連携を進めることで、成長に向けた取り組みを展開し、ビジネスの改善を実現していきます。

現時点の株価

現時点の株価
1,382円(2024年2月2日時点)

2023年前半は大幅に上昇しましたが、後半にかけて下落しています。

2024年に入ってからはほぼ横ばいで推移しています。

企業分析

各指標について数値の確認をしていきます。

四季報スコア

四季報スコア
5段階評価中「4」

各指標についてのスコアは下記のとおりです。すべて5段階評価です。

成長性:2
収益性:3
安全性:3
規模 :
5
割安度:5
値上がり:
3
※四季報オンラインより

四季報スコアは総合評価が「4」、そのうち「規模」、「割安度」の評価が「5」となっています。

割安で「値上がり」が1月は「4」でしたが、「3」に評価を下げてしまいました。

このことから値上がりへの期待は若干低下したとも見ることができますね。

売上高の推移

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
売上高8,002,7337,490,6016,698,7947,388,7918,378,942
パナソニック財務データを基に作成(単位:百万円)

2021.3まで減少傾向でしたが、その後2022.3に増加し再び若干増加しています。

また、2023.3決算においても前期を上回る売上高となり上昇が続いています。

売上高上昇率
2021.3→2022.3:10.3%増
2022.3→2023.3:13.4%増

営業利益の推移

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
営業利益411,498293,751258,600357,526288,570
パナソニック財務データを基に作成(単位:百万円)

営業利益も売上高と同様の推移をたどっており、2021.3まで減少し、その後2022.3に増加しました。

しかし、2023.3に再び減少しています。

営業利益が減益となる理由としては次のようなことが指摘されています。(※パナソニック決算資料より)

今期減益となる理由
・中国市況の停滞
・景気減速に伴うITインフラ投資の急減速
・エネルギーコスト高騰・材料仕入れ高騰

上昇率は次の通りです。

営業利益上昇率
2021.3→2022.3:38.3%増
2022.3→2023.3:19.3%減

営業利益率

営業利益率
3.44%(2023.3実績)

※パナソニック財務データより

日本の平均的な営業利益率が5%程度なので、低い数値です。

年によっては5%を下回る数値となることも多く、利益率の低さは課題として捉えることができるでしょう。

予想PER

予想PER
10.8倍

※日経新聞より

参考までに15倍が平均と言われており、株価は割安と判断できます。

EPS(1株あたり当期純利益)

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
EPS121.8396.7670.75109.41113.75
パナソニック財務データをもとに作成

EPSは2021.3まで減少していましたが、その後減大きく増加しています。

2023.3においても当初は前年比減少も見込まれていましたが、わずかながら増加が続きました。

なお、EPSは投資の神様ウォーレン・バフェットも重要視する指標の1つです。

彼はEPSが上昇傾向にある銘柄に投資するようです。

自己資本比率

自己資本比率
44.9%

※日経新聞より

60%以上あるのが望ましいと言われているので、大幅に下回っています。

ROE(自己資本当期純利益率)

ROE
7.83%

8.0以上あるのが望ましいと言われているので、わずかに下回っています。

また、長期的に見ても、10%前後で推移しています。

1株当たり配当金

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
1株配(円)3030203030
パナソニック財務データを基に作成

1株当たり配当金はここ数年は30円で推移していましたが、2021.3に一時的に20円に減配となりました。

しかしながら、2022.3以降は30円の配当を維持し続けています。

目標株価

目標株価はいろいろな機関で算出されていますのでいくつかピックアップします。

目標株価
1,979円【+43.1】(株予報Pro)
1,625円【+17.5】(みんかぶ)
1,900円【+37.4%】(米系大手証券)
2,000円【+44.7%】(米系大手証券)
1,950円【+41.0%】(米系大手証券)
2,000円【+44.7%】(日系大手証券)
2,200円【+59.1%】(日系中堅証券)
1,600円【+15.7%】(日系中堅証券)
2,250円【+62.8%】(欧州系大手証券)

※上昇率の基準は1,382円(2024年2月2日時点)

目標株価はすべてプラスに設定されており、その上昇見込み幅もとても大きいです。

四季報が示しているように、現在の1,400円付近の株価はとても割安であることをまさに示していると言えるでしょう。

これをみても、このタイミングで購入を検討するのは悪いタイミングではなさそうです。

企業の印象

その企業の株を購入するということは、その企業を応援するということになります。

ここまでは、数値をもとに分析をしてきましたが最後は応援したい企業かどうかをHPから確認していきます。

チェックするポイントは次の点です。

企業のチェックポイント判定
HPの見やすさ
社長(代表)が顔を出しているか
決算説明会の様子
決算説明会資料の見やすさ

結果、パナソニックの印象は次の通りです。

トップページに企業情報や製品情報、IR情報などが分かりやすく配置されています。

しかしながら、財務データを確認するためには、数字が羅列されたPDFをダウンロードしなければなりません。

そのほかについては、社長のメッセージが投資家情報ページに掲載されており、会社の経営方針やIR方針などが述べられているほか、決算説明会の模様は、質疑応答部分も含めて、動画で視聴することができるなど、問題はないと考えています。

おすすめの投資情報サイト

株式投資に興味はあるけれど、なかなか利益を出すことができていないという方に向けて、おすすめの情報サイトを特別にお伝えします。

利益を出すことができないのは、正しい情報を得ることができていないからかもしれません。

ぜひこの機会に検討してみてくださいね。

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パナソニックへの投資判断

今回は銘柄分析としてパナソニックを取り上げました。

まずはパナソニックの企業情報について紹介し、 次に、株価や業績に関するデータが掲載して投資に係る判断材料を示してきました。

私たちはパナソニックが提供する製品やサービスに1日1回は触れるほど、パナソニックは生活に欠かせない企業です。

さらに、現在の株価はとても割安であり、買いどきであることも分かりました!

日本株が好調な現在、この波に乗るのも悪くないかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました!

※投資に係る最終判断はご自身でお願いいたします。

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