【ネパール飛行機墜落】イエティ航空は危険?事故機材は?ネパールでは過去にも墜落事故多発

こんにちは。

2023年1月15日、残念なニュースが入ってきてしまいました。

今回はネパールの航空会社とイエティ航空についてまとめたいと思います。

目次

事故の概要

まず事故の概要をまとめます。

日時:2023年1月15日午前11時ごろ

場所:ネパール ポカラの空港から約3㎞離れた場所

航空会社:イエティ航空
機材:ATR72-500

事故現場は人気の観光地ポカラ

今回、事故が起きてしまった場所は、ネパールの観光地ポカラで起きました。ポカラはネパールの首都カトマンズから約200キロ離れた場所です。

ポカラは今の時期が観光シーズンであるため、国内外から多くの観光客が訪れていたようです。

そのため、今回の犠牲者にも少なからず外国人が含まれてしまっています。

イエティ航空とは

ネパールで2番目に大きい航空会社

イエティ航空は1998年に飛行を開始したネパールで2番目に大きい航空会社です。ちなみに、ネパールで一番大きい航空会社は国営のネパール航空です。

国内線だけでなく国際線も運航している他、ネパールの観光資源を生かしたエベレスト・ヒマラヤの遊覧飛行も行っています。

機材はATR72-500のみ

イエティ航空が保有する機材はATR72-500の1種類のみで運用しています。ATR72はフランスとイタリアの航空機メーカーが製造する飛行機で、世界各地に就航しています。

ネパール航空は安全?危険?

EUへの乗り入れは安全上の理由で全面禁止されている

EUは2013年より、ネパールの航空会社すべてに対してEUへの乗り入れを禁止しています。

そのため、イエティ航空はEU発着路線を運航することができません。

また、禁止されている理由としては、「国際的な安全基準を満たしていない」という理由によるものです。

安全性ランクは1つ星(最低ランク)

航空格付け会社であるエアラインレーティング社は7段階で、各航空会社の安全性を評価しています。

その中で、イエティ航空は安全性ランクが1つ星であり、最低ランクと評価されてしまっています。

航空機事故の多いネパール

ネパールは航空機事故が多いことで知られています。多くの事故は、天候の急変や山岳地帯が多いことが原因とされています。

イエティ航空系列だけでも、この15年の間に4件の大きな事故が起きています。

イエティ航空の過去の事故
・2006年:ジュムラ空港着陸時に墜落
・2008年:ルクラ空港着陸失敗
・2016年:ゴーダマ・ブッダ空港着陸失敗
・2019年:トリブバン空港着陸失敗

事故機材はATR72-500

事故機材の詳細

事故機材は機体番号「9N-ANC」で2007年製造の機齢16年です。飛行機の平均的な機齢は約25年であることから、古い機体というわけではなさそうです。

日本では派生型のATR72-600が運航中

日本では日本エアコミュータ-がATR72-600を運航している他、新規に立ち上げられるトキエアーにおいても、ATR72-600が就航するということが発表されています。

新規の立ち上げに選ばれるような機材でもあり、安全性には全く問題ない機材です。

安全な空の旅を

今回はネパールの航空事情とイエティ航空の安全性や危険性についてまとめました。

ネパールはとても地形的に厳しく、安全な飛行機の運航の支障となることがあるようです。

ネパールの航空事情や、イエティ航空の安全性が向上することを期待します。


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