【乗車記】〔京王バス〕中央高速バス新宿~名古屋線9001便

こんにちは!

本日は秋葉原駅に来ております。これから新宿駅に移動し、京王バス新宿~名古屋線9001便に乗車し、名古屋に向かいます。

名古屋へは、新幹線を使うのが一般的なルートかと思います。鉄道だとその他にも、JR東海道線やJR中央線を使っていくルートがあります。

高速バスも昼夜それぞれ多数運行しています。JRバスを始め、Willerなど多くの事業者が運行している路線です。
東京~名古屋線だと一般的には東名高速もしくは新東名高速を利用しますが、この京王バス新宿~名古屋線は中央道を経由します。

今回はそんな京王バス新宿~名古屋線の様子を皆さまに紹介いたします。

本日も何卒よろしくお願いいたします。

目次

旅の計画

本日名古屋に行くことが決まったのは出発の3日前のことでした。2,3週間前だと早割などが効いて安くいくことができるのですが、今回は早割の期間は過ぎていたり、もしくは埋まっていたりしていたため、それはかないませんでした。

さらに、名古屋駅から30分ほどの場所で14:00~予定があり、新幹線ならまだしも高速バスに乗車するなら遅くとも13:00には名古屋駅に到着しておきたかったのです。

本日の旅は13:00までに名古屋駅に到着することができて、かつ、なるべく安くいくことができる方法を探しました。

東京~名古屋を結ぶ高速バスは便にもよりますが、約5時間~6時間ほどかかります。
そうなると、13:00までに到着するバスとなると、以下の2つしかありませんでした。

・〔京王バス〕新宿~名古屋線9001便
・〔JRバス〕新東名スーパーライナー1号

それぞれを時間・値段で比較してみます。
※実際に調べたタイミングでのデータのため異なる場合があります。

〔京王バス〕新宿~名古屋線9001便
 出発:バスタ新宿    6:30発
 到着:栄       12:23着
    名鉄バスセンター12:33着
 所要時間:約6時間
 料金:4400円

〔JRバス〕新東名スーパーライナー1号
 出発:東京駅八重洲口  7:30発
 到着:名古屋駅新幹線口12:39着
 所要時間:約5時間
 料金:5340円

私はどちらかというと、新宿駅より東京駅の方が利便がいいので東京駅発着のバスがよかったのですが、約1000円差には勝つことができず。。

ちなみに、JRバスについては、早割1がすでに売り切れてしまっていたのですが、残っていれば4320円で乗車することができるので、早めに予定が決まっていて安く、早く行きたい!という方はJRバスの新東名スーパーライナーがおすすめです。

なお、新幹線で行くと、下記の値段がかかります。

・のぞみ/ひかり/こだまの自由席:10,560円
・のぞみの指定席       :11,100円
・ひかり/こだまの指定席    :10,890円
・ぷらっとこだま        :8,500円

ぷらっとこだまを利用すれば多少安くはなりますが、それでも高速バスであれば約半額で乗車可能です。

旅のスタート

本日の旅のスタートは秋葉原駅です。まずはバスタ新宿に向かいます。

朝6時前の秋葉原駅。いつも人が多い駅も行きかう人は搬入業者などが主でまばらです。

秋葉原駅から一駅、御茶ノ水駅までやってきました。御茶ノ水駅で中央快速線に乗り換えです。

JR中央総武線各駅停車線
秋葉原駅5:55発
御茶ノ水駅5:57着

JR中央快速線で新宿駅までやってきました。

JR中央快速線
御茶ノ水駅6:03発
新宿駅6:12着

バスタ新宿

バスタ新宿へは新南改札の利用がおすすめ!

新宿駅は言わずもがな日本最大の、そして世界最大の乗降客数を誇る大ターミナルです。

改札口も下記の通り数多くあります。
・中央東改札
・東改札
・西改札
・中央西改札
・東南改札
・南改札
・甲州街道改札
・新南改札

バスタ新宿と離れた改札口を出てしまうと、延々と新宿駅付近の迷宮に入ってしまいます。。

バスタ新宿をご利用の際は、新南改札をご利用ください。
新南改札はバスタ新宿と直結しており、改札から出てエスカレーターを上がればそこはバスタ新宿です。

新南口の様子です。朝6時過ぎということもあり人通りはまばらです。

バスのウォッチング

バスの出発まで20分ほどありましたので、バスタ新宿をぐるり一周します。
バスタ新宿を利用する際は、よく早めに来てバスを眺めています。各方面へのバスが発着するのでとても楽しいです。

今回乗車するのは上から4つ目6:30発名古屋行き、中央高速バス9001便です。
運行会社は京王バスです。夕方と夜にもにも名古屋行きの中央高速バスがあり、京王バスと名鉄バスの共同運行となっています。
バスタ新宿6:30発:京王バス
バスタ新宿16:10発:名鉄バス
バスタ新宿22:45発:京王バス
バスタ新宿23:45発:名鉄バス


朝の時間帯ということもあり、空港を始め各地方都市へのバスの出発案内が映し出されております。
それにしても、羽田空港行きが10分に1本あるのは驚きです。

6:20発羽田空港行きと成田空港行き

6:45発軽井沢行き、軽井沢1便も早めに入線していました。

バスタ新宿から甲州街道を見下ろすと、バスが行列をなしていました。各方面からの夜行バスの到着の時間ですね。運転手さん、乗客ともお疲れ様でした!

今回乗車する京王バスもやってきました。
今回乗車するのは、日野ニューセレガ61803です。

側面からバスを撮影。

斜め前から撮影。これから約6時間の長旅、よろしくお願いします!

車内の紹介

時間になり、バスに乗り込みます。
バスタ新宿では、だいたい発車の10分前に乗り場にバスがやってきます。

A2番乗り場からの発車です。10分後には同じく京王バスの仙台行きが発車するようです。

側面には「特急名古屋」と表示されています。

今回の乗車率は4割ほどでした。
前方で隣り合っていたお客さんには運転手さんが空いている席をそれぞれ案内していました。とてもやさしい運転手さんでした。

京王バスの高速バスの魅力は何といっても座席だと思います。以下にポイントを記載します。

京王バスのおすすめポイント
・シートピッチが広い!
・ヘッドレストがある!
・フットレストがある!
・座席の幅が広い(気がする)!
・シートが厚く長時間座っていても疲れない!
・テーブルがあって便利!

例えば、新宿~河口湖線や、新宿~甲府線などでは富士急バスや山梨交通と共同運航となっていますので、私は時間が合えばなるべく京王バス運用のバスに乗車するようにしています。

バスタ新宿発車!

バスタ新宿を定刻通り6:30に出発です。

名鉄バスセンターに向けて発車です!

バスタ新宿を出ると甲州街道を西に向かい、初台ICから首都高速4号線に入ります。

このバスは途中、中央道三鷹バス停、中央道深大寺バス停、中央道府中バス停、中央道日野バス停、中央道八王子バス停の順に停車して乗客を乗せていきます。

今回は中央道三鷹バス停から3名乗車し、その他のバス停からの乗車はありませんでした。

車窓の紹介

冒頭でも記載いたしましたが、このバスは東名高速や新東名高速経由ではなく、中央道を経由して名古屋を向かっていきます。

特に新東名高速だと、そこまで見どころはないのですが、中央道はとても景色に富んだ車窓を楽しむことができます。

中央道は基本的に山の中腹・高台・丘陵地を走っていることが多く、常に景色がいいのですが、その中でも特におすすめな車窓を3つピックアップしました。

今回は6A(通路左側)の座席を選びました。

おすすめ車窓①甲府盆地

まず1つ目にお勧めする車窓は甲府盆地の景色です。

新宿からは首都高を抜け、中央道へ入りくねくねと山に沿って進んでいきますが、一気に視界が開ける場所が甲府盆地です。

笹子トンネルを通過して、勝沼ICを過ぎると見えてきます。

甲府盆地の車窓は通路右側がおすすめです。中央道は甲府盆地をぐるっと回るように通るため、通路左側からはあまり甲府盆地らしい車窓を見ることができません。

車窓左側から眺める甲府盆地。
勝沼ICから坂を下ってきて、甲府昭和ICあたりから再び坂を上り始めます。

中央道はアップダウンもかなり激しい高速道路です。

甲府盆地の西の端までやってきました。先ほどの写真と比べてもかなり標高の高いところを走っていることが伝わるかと思います。

右側にうっすらと雲がかかっていますが、このあたりから路肩には雪が積もっていました。

おすすめ車窓②諏訪盆地・諏訪湖

次におすすめする車窓は諏訪盆地と諏訪湖です。

先ほどの甲府盆地を過ぎてからは再び勾配のアップダウンの激しい道路をくねくねと曲がりながら進んでいき、諏訪ICの少し手前あたりで再び一気に視界が開けます。

諏訪盆地・諏訪湖の車窓も通路右側がおすすめです。
中央道が盆地のきわを走っているため、通路左側からは眺めることができません。

おすすめ車窓③伊那盆地・中央本線

そして3つ目は伊那盆地です。すべて盆地となってしまいました。

伊那盆地は南アルプスと中央アルプスの間にある谷盆地です。

甲府盆地と諏訪盆地は面的に広がる盆地ですが、伊那盆地はとても細長く伊北ICあたりから飯田山本ICあたりまで約60㎞ほど続きます。

盆地の向かい側には中央本線も走っており、運が良ければ並走する様子を見ることができるかもしれません。

伊那盆地の景色については通路左側がおすすめです。
こちらも盆地のきわを走っているため、通路右側からは眺めることはできません。

南アルプスを望みます。雪化粧しており、とても綺麗です。

車窓まとめ

車窓についてまとめます。

全体を通して言えることは、通路右側、左側のどちらであってもそれなりにいい景色を楽しむことができます。

その中でも、
・そこまで時間は長くないが甲府盆地や諏訪湖・諏訪盆地の景色を眺めたい!という方は通路右側
・伊那盆地や中央本線の線路を長い時間ゆっくり眺めていたい!という方は通路左側
をおすすめします。

途中の休憩

京王バス新宿~名古屋線、中央高速バス9001便では途中3か所で休憩します。

①双葉SA 約10分間の休憩
②駒ヶ岳SA 約10分間の休憩
③恵那峡SA 約10分間の休憩

それぞれのバス停とも約10分間の休憩です。
発車は区切りのいい時間とするようで、例えば、到着が10:47であれば発車は11:00として13分間の休憩となります。

双葉SA

バスタ新宿を出て約2時間、最初の休憩は双葉SAです。

双葉SA。かなり昔からある建物のようです。

双葉SAには展望台があり、この展望台から南アルプスを一望することができます!

左が今回乗車している新宿~名古屋線で、右が新宿~伊那・駒ヶ岳・飯田線です。
2台並ぶとかっこいいですね。

駒ヶ岳SA

2回目の休憩場所は駒ヶ岳SAです。双葉SAを出てから1時間20分ほどで到着します。

駒ヶ岳SA。こちらも建物自体は昔からあるようです。

中央アルプスの景色を望みます。

駒ヶ岳SAでバスも約10分間の休憩です。

京王バスと中央アルプス、中央アルプスが雪化粧しているのがまたいいですね。

駒ヶ岳SAは長野県にあるサービスエリアなので、長野のご当地パン「牛乳パン」を販売していました。

とても厚いパンの中にたっぷりのクリームが入っています。
パンはとても柔らかくふわっとしており、甘すぎないクリームとうまくマッチしてとてもおいしいです!
すぐに食べきってしまいました!

恵那峡SA

3つ目の休憩場所は恵那峡SAです。駒ヶ岳SAから50分ほどで到着です。

恵那峡SAは岐阜県にあるサービスエリアです。東京から名古屋に行くときに岐阜を経由するというのはなんとなく違和感があります。

恵那峡SA。趣のある建物です。

名古屋・栄へ!

このバスは名鉄バスセンター行きですが、途中 馬篭バス停、中津川バス停、恵那バス停、瑞浪天徳バス停、多治見バス停、桃花台バス停、栄でも下車することができます。

駒ヶ岳SAと恵那峡SAの間には中津川バス停があり、恵那峡SA出発後に恵那バス停以降のバス停に停車をしていきます。

降車ボタンを押さないと通過してしまうことがありますのでご注意ください。

小牧東ICの少し先でこれまで4時間近く走っていた山の中を抜け、住宅やビルが立ち並ぶ都会的な景色となります。

桃花台のピーチライナーの廃線跡もちらっと見ることができました。
撤去工事が進んでいるようなので、このバスから見ることができるのもそう長くなないかもしれません。

名古屋高速に入り東新町ICで高速を降ります。

一般道を少し走り、栄に到着です!

今回は栄で下車しました。

栄バス停で下車!定刻よりも30分ほど早く到着しました。

バスは終点の名鉄バスセンターに向けて発車していきます。

バス停からすぐのところに中部電力MIRAI TOWERがそびえたっていました。
この日はとてもいい天気に恵まれ、素敵な旅をすることができました。

乗車記まとめ

●乗車日:2022年1月某日
●便名:中央高速バス9001便
●運行会社:京王バス
●乗車区間:バスタ新宿→栄
●車両:ニューセレガ61803
●スケジュール:
バスタ新宿  6:30発(定刻)
中央道三鷹  6:51発(1分遅れ)
中央道深大寺 6:53発(1分遅れ)
中央道府中  6:58発(2分遅れ)
中央道日野  7:06発(3分遅れ)
中央道八王子 7:17発(5分遅れ)
双葉SA    8:20着、8:30発
駒ヶ岳SA   9:47着、10:00発
馬篭     10:40通過(12分早)
中津川    10:45通過(16分早)
恵那峡SA   10:50着、11:00発
恵那     11:05通過(17分早)
瑞浪天徳   11:15通過(21分早)
多治見    11:26通過(22分早)
桃花台    11:35通過(23分早)
栄      11:56着(27分早)

今回の旅、いかがでしたでしょうか。 また皆さまと一緒に素敵な旅をできればと思います!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!



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