日本特殊陶業の株価について知りたい方必見!
投資に役立つ最新情報をお届けします。
今回は、日本特殊陶業の株式情報やIR情報、決算に関するデータなど、投資家初心者必見の情報を紹介しています。
さらに、日本特殊陶業の製品や業績の比較など、株価の判断に役立つ情報もご提供しています。
ぜひ、この機会に日本特殊陶業株をチェックしてみてください!
日本特殊陶業(5334)を取り上げる理由
日本特殊陶業は四季報スコアが5である数少ない銘柄です。
環境に配慮した製品の開発や再生可能エネルギーへの取り組みを強化しており、2023年6月にはMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社より提供されるMSCI ESG Ratingにおいて、「AAA」を獲得しています。
今回はそんなESG投資にて高い評価を受けている日本特殊陶業について取り上げます。
日本特殊陶業とは?
日本特殊陶業とはいったいどんな会社なのでしょうか。
一言で表すと、
日本特殊陶業の主要製品について
日本特殊陶業は、セラミックスを中心に幅広い事業を展開しています。
その中でも主要製品として、スパークプラグやセンサ、半導体部品などがあります。
これらの製品は、自動車業界をはじめとする様々な産業分野で利用されており、日々の研究の成果の積み重ねによって高い信頼性と品質で知られています。
また、サステナビリティにも力を入れており、製品開発や製造方法において環境負荷の低減に取り組んでいます。
さらに、日本特殊陶業は、NGK SPARK PLUGとして世界各地に事業拠点を展開し、製品の販売や製造を行っています。
NGK SPARK PLUGの世界展開について
NGK SPARK PLUGは、クルマの走行に必要不可欠な部品であり、世界でNo.1のシャアを持っています。
自動車メーカーを中心に幅広いメーカーに製品を提供しており、高い技術力でトップシェアを誇っています。
世界各地に工場を展開し、部品のプラグ製造を行っています。設立以来、技術開発に力を注ぎ、日本特殊陶業の製品は世界的に高い評価を得ています。
また、地域別の売上収益構成比もバランスが取れています。
日本・北米・欧州・アジアがそれぞれ約20%と同じ比率であり、そのほかにも中南米での売り上げもあります。
特に最近、1つのエリアに偏っていることはリスクになることが明確になっているので、売上収益が各エリアから一定の水準あるということは心強いですね。
日本特殊陶業の設立から現在までの沿革
日本特殊陶業は1936年に設立され、当初は電気絶縁材料の製造を事業の中心としていました。
その後、自動車用スパークプラグの製品化に成功し、技術力と生産性の高さで、世界トップクラスのスパークプラグメーカーに成長しました。
また、センサや半導体部品など、特殊セラミックス製品の開発・製造・販売も手がけ、産業界に大きな貢献をしています。
現在では、日本をはじめ、世界各地に工場を持ち、特殊セラミックス製品を製造・販売しています。
沿革を振り返ると、歴史ある企業であることがわかります。
現時点の株価
2023年6月頃から上昇傾向が続いており、年末にかけてはもみ合いの展開が続いていました。しかし、2024年に入ると大きく上昇しています。
企業分析
各指標について数値の確認をしていきます。
四季報スコア
四季報スコアは5段階評価中「5」です。
各指標についてのスコアは下記のとおりです。すべて5段階評価です。
成長性:5
収益性:5
安全性:4
規模 :4
割安度:5
値上がり:5
※四季報オンラインより
評価5を付けている項目の多さが目につきます。
「値上がり」について以前は「4」でしたが、「5」に評価が上がっています。
売上収益の推移
決算期 | 2020.3 | 2021.3 | 2022.3 | 2023.3 |
---|---|---|---|---|
売上収益 | 426,073 | 427,546 | 491,733 | 562,559 |
売上収益は2020.3から上昇傾向にあり、特に2022.3に大幅に上昇しました。
2023.3も引き続き上昇基調にあります。
売上収益の上昇率は下記の通りとなります。
ここ2年間は安定かつ継続して15%の増加となりました。
営業利益の推移
決算期 | 2020.3 | 2021.3 | 2022.3 | 2023.3 |
---|---|---|---|---|
営業利益 | 48,447 | 47,389 | 75,512 | 89,219 |
2020.3から2021.3にかけて若干減少しましたが、その後一転し2021.3から2022.3にかけては大きく上昇しています。
さらに、2023.3についてもさらに増収となりました。
上昇率は次の通りです。
予想PER
※株探より
15倍が平均と言われているので、割安と言えそうです。
EPS(1株あたり当期純利益)
決算期 | 2020.3 | 2021.3 | 2022.3 | 2023.3 |
---|---|---|---|---|
EPS | 163.06 | 188.59 | 296.04 | 326.09 |
EPSは2020.3から一貫して上昇しています。
EPSは投資の神様バフェットも重要視する指標のようです。
今期も3Qの時点で前期のとほぼ同じ数値となっています。
配当
決算期 | 2020.3 | 2021.3 | 2022.3 | 2023.3 |
---|---|---|---|---|
配当 | 70 | 60 | 102 | 166 |
2021.3に減少しましたが、その後は上昇傾向が続いており、2023.3においては166円の配当となりました。
営業利益率
※日本特殊陶業IR資料より
日本の平均的な営業利益率が5%程度なので、いい数値と言えるでしょう。
自己資本比率
※日経新聞より
60%以上あると安心と言われているので、こちらも問題さそうです。
ROE(自己資本当期純利益率)
※日本特殊陶業HPより
8.0以上は欲しいので、こちらも条件を満たしています。
目標株価
目標株価はいろいろな機関で算出されていますのでいくつかピックアップします。
目標株価は多くの機関がプラスに設定しています。
四季報では値上がりの評価が「4」であることを考慮すると、短期的には下がることも懸念されますが、長期的に見ると値上がりが期待できそうです。
企業の印象
その企業の株を購入するということは、その企業を応援するということになります。
ここまでは、数値をもとに分析をしてきましたが最後は応援したい企業かどうかをHPから確認していきます。
チェックするポイントは次の点です。
結果、日本特殊陶業の印象は次の通りです。
企業のチェックポイント | 判定 |
---|---|
HPの見やすさ | 〇 |
社長(代表)が顔を出しているか | 〇 |
決算説明会の様子 | △ |
決算説明会資料の見やすさ | 〇 |
HPの見さすさは、個人投資家向けのページが充実しており、またコンパクトにまとめられていてとても見やすかったです。
決算説明会の資料はとてもよくまとまっていましたが、アーカイブ動画があるともっとよかったので△としました。
おすすめの投資情報サイト
株式投資に興味はあるけれど、なかなか利益を出すことができていないという方に向けて、おすすめの情報サイトを特別にお伝えします。
利益を出すことができないのは、正しい情報を得ることができていないからかもしれません。
ぜひこの機会に検討してみてくださいね。
おすすめ情報サイト | おすすめポイント! | 公式サイト |
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日本特殊陶業への投資判断
今回は日本特殊陶業の株を取り上げました。
四季報スコアは引き続き「5」と評価されているほか、値上がりについても評価が上がっており、魅力的な銘柄であることは間違いありません。
最後までご覧いただきありがとうございました!
なお、本ブログは特定の投資銘柄を推奨・否定する目的では作成しておりませんのでご承知おきください。