【2024.2最新】丸紅の株価はなぜ安い?今後は買い?急騰はあり得る!?IR情報を徹底分析しました!

2023年に投資の神様ウォーレン・バフェット氏が買い増し投資比率をさらに増やす意向を示して注目されている総合商社株。

今回は総合商社の1つである丸紅に着目します。

丸紅がどのような企業であるかを解説し、投資を検討する上でのポイントをまとめました。

同社の業績、事業内容や今後の見通しについて考察・徹底解説していきます!

目次

丸紅とは?

改めて丸紅とはいったいどんな会社なのでしょうか。

一言で表すと、

「多角的な事業展開により、海外を中心に幅広いビジネスを展開し、世界中の人々の生活に貢献する総合商社」

です。

金属、エネルギー、食品、化学、繊維、機械、情報通信など、多様な分野に進出しており、海外市場でも高い実績を残しています。

丸紅の概要について

丸紅は、東京に本社を置く総合商社で、海外を中心に幅広い事業を展開しています。

グループ全体として従業員数は4万人以上で、世界中に拠点を持ち、多様な商品・サービスを販売しています。

設立以来、開発にも力を入れ、世界に先駆けたビジネスを展開しています。

また、丸紅グループとして、各種取引や海外からの資源の取得など、多角的な業務を行っています。

丸紅の事業展開について

丸紅は、前述したように、エネルギー、化学品、金属、機械、インフラ、食料品など、多様な分野で事業を展開しています。

また、丸紅グループとして、不動産、金融、物流、通信、建設など、幅広い分野でのビジネスを展開し、様々な課題に取り組みながら、社会に貢献しています。

他の総合商社と比較したときに丸紅の事業展開の強みの一つは、広範なネットワークと拠点の保有です。

海外にも多くの拠点を持っており、グローバルな展開を進めています。

また、各分野において、豊富な実績とノウハウを持っており、それを活用したソリューションの提供にも力を入れています。

また、海外においては、インフラ整備や資源開発、食料品の輸出入などのビジネスを展開しています。

さらに、不動産事業にも力を入れており、国内外で多くの物件を取得しています。

丸紅の海外事業について

丸紅は、海外展開に力を入れている企業の一つです。

世界中で事業を展開し、特にアジア地域に強みを持っています。

例えば、インドネシアでの鉱業事業や、ベトナムでの食品加工・販売事業などが挙げられます。

今後も、海外市場の成長に合わせて拠点の拡大やネットワークの機能強化を進めることを目指しています。

現時点の株価

現時点の株価
2,371円(2024年2月9日時点)

直近半年間は多少のブレはあるものの、5月下旬から大きく上昇していましたが、6月下旬以降はほぼ横ばいで推移しています。

企業分析

各指標について数値の確認をしていきます。

四季報スコア

四季報スコア
5段階評価中「4」

各指標についてのスコアは下記のとおりです。すべて5段階評価です。

成長性:4
収益性:
3
安全性:2
規模 :
5
割安度:5
値上がり:
5
※四季報オンラインより

四季報スコアは総合評価が「4」、そのうち「規模」「割安度」と「値上がり」が評価「5」となっています。

幅広い事業を展開しており、とても割安で大きく値上がりが期待できる銘柄であり、注目の高さがうかがえます。

売上高の推移

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
売上高74,01268,27663,32485,08591,904
日経電子版を基に作成(単位:億円)

売上高は2021.3にかけて減少しましたが、その後大きく上昇しています。

売上高上昇率
2021.3→2022.3:34.4%増
2022.3→2023.3:8%

営業利益の推移

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
営業利益1,7301,3381,4152,8443,408
日経電子版を基に作成(単位:億円)

営業利益は2020.3まで減少していましたが、以降は転じて大幅に増収しています。

上昇率は次の通りです。

営業利益上昇率
2021.3→2022.3:100%増
2020.3→2021.3:19.8%増

営業利益率

営業利益率
3.71%(2023.3実績)

※日経新聞より

日本の平均的な営業利益率が5%程度なので、下回っています

また、営業利益率は長期的に見ても5%を下回っている状態が続いており、利益率の低さは改善が必要に思えます。

予想PER

予想PER
9.8倍

※日経新聞より

参考までに15倍が平均と言われており、株価が上昇を続けている6月現在においても割安と判断できます。

EPS(1株あたり当期純利益)

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
EPS130.74-113.77126.32242.89316.11
日経新聞をもとに作成

EPSは2020.3にマイナスに転じて大きく減少していますが、それ以降上昇しており、2022.3においては大幅に増加しています。

自己資本比率

自己資本比率
36.18%

※日経新聞より

60%以上あるのが望ましいと言われていますが、その数値を大幅に下回っています。

また長期的な視点で見ても、20%台で推移している状況が続いています。

丸紅の自己資本比率が低い理由として3つ考えられます。

丸紅の自己資本比率が低い理由として考えられること
積極的なM&A:M&Aによる買収資金の調達や、新規事業の開発・拡大に必要な資金を調達するために、借入金を多く抱えているため。
積極的な海外展開:積極的に進めている海外展開には大きな投資が必要であり、そのために多額の借入が必要になるため。

ROE(自己資本当期純利益率)

ROE
21.21%

※丸紅HPより

8.0以上あるのが望ましいと言われているので、その数値を大きく上回っています。

また、長期的な視点で見ても、10%を超えていることが多く、問題はないでしょう。

1株当たり配当金

決算期2019.32020.32021.32022.32023.3
1株配(円)3435336278
日経新聞を基に作成

1株当たり配当金は2022.3に大幅に増配し62円に、そして2023.3はさらに増配し78円になりました。

また、2023年3月に発表された新中期経営計画において、新たな株主還元方針が示されました。

1株当たり配当金78円を起点とし、中長期的な利益成長に合わせて増配していく累進配当を実施
累進配当:減配せず配当維持または増配を行うこと

目標株価

目標株価はいろいろな機関で算出されていますのでいくつかピックアップします。

目標株価
2,712円【+14.3%】(株予報Pro)
2,984円【+25.8%】(みんかぶ)
2,500円【+5.4%】(米系大手証券)
3,000円【+26.5%】(日系大手証券)

※上昇率の基準は2,371円(2024年2月9日時点)

目標株価はすべてプラスとなっています。

バフェット氏が興味を示してるように長期的には優良銘柄ということができるでしょう。

また、四季報の「値上がり」評価が5であることからも、今後の値上がりも期待できると言っていいでしょう。

企業の印象

その企業の株を購入するということは、その企業を応援するということになります。

ここまでは、数値をもとに客観的に分析をしてきましたが、最後は応援したい企業かどうかをHPから確認していきます。

チェックするポイントは次の点です。

企業のチェックポイント判定
HPの見やすさ
社長(代表)が顔を出しているか
決算説明会の様子
決算説明会資料の見やすさ

結果、丸紅の印象は次の通りです。

丸紅のHPには、社長挨拶が掲載されており、社長が企業の方向性や経営戦略について述べています。

このように社長が積極的に情報発信を行っていることは、投資家にとって好感が持てるポイントと言えます。

また、過去の決算説明会や事業内容の説明会の様子が動画で公開されており、投資家は自由に閲覧することができます。

個別の事業内容の説明は他の企業ではあまり見かけることはありませんが、幅広い事業を展開している丸紅だからこその投資家への配慮かもしれません。

説明会には、役員や関係者が出席し、経営状況や業績についての説明が行われています。

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丸紅への投資判断

今回は銘柄分析として丸紅を取り上げました。

最初に丸紅の企業情報について紹介し、 次に、株価や業績に関するデータが掲載して投資に係る判断材料を示してきました。

丸紅は日本の大手総合商社として、近年株価を大きく上昇し続けており、バフェット氏の発言によってより一層注目されています。

最後までご覧いただきありがとうございました!

※投資に係る最終判断はご自身でお願いいたします。

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